AFC アサヒファミリークラブ

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『探偵はBARにいる』(2011年)
監督:橋本一

 本物の探偵には会ったことがないけれど、映画に出てくる探偵は格好いい。  といっても私が好きなのは、どこかおどけて三枚目、でも、ここぞという時には強くて優しい、哀愁漂う探偵だ。レイモンド・チャンドラー原作の「ロング・グッドバイ」(1973年)、ロンドンが舞台のラブストーリー「フォロー・ミー」(同)、松田優作主演の「探偵物語」(83年)。そんな探偵映画の中でも愛着があるのが、「探偵はBARにいる」だ。ご存じ北海道出身の大泉洋が札幌・ススキノの“プライベ-ト・アイ”を名乗り、とある依頼から事件に巻き込まれるアクション・エンターテインメントである。

 1970~80年代に流行った東映のハードボイルドスタイルを懐かしむ方も多いようだが、当時を知らない私にはそのアナログ感がかえって新鮮。大泉と相棒・松田龍平のとぼけた掛け合いに笑い、小気味よい音楽とアクションに乗り、探偵の熱い涙にぐっときた。匂い立つような札幌の街の活写も魅力的で、行きつけのラーメン屋が登場してニヤリとしたり、偶然訪れた喫茶店が撮影に使われたと知り驚いたり、ロケ地に住む楽しさを味わわせてくれた。

 また嬉しいのは、札幌出身の洋画家・三岸好太郎(1903~34年)の作品が随所に映ること。最初に気づいたのは、探偵が根城にするバーに飾られた「飛ぶ蝶」。これは、ピンで留められた6匹の蝶のうち、1匹がなぜかふわりと舞い上がる図で、三岸晩年の代表作でもある。実は2013年、プロデューサーの須藤泰司さんを招いて三岸と映画の関わりを語ってもらうセミナーが道立三岸好太郎美術館で開かれたのだが、残念ながら私は行けなかった。そこで当時の学芸員に聞いたところ、三岸ファンの映画スタッフのこだわりで、ほかにも道化がモチーフの作品など計5点のレプリカがさりげなく登場し、物語やキャラクターに深みを与えているという。「飛ぶ蝶」に話を戻せば、自由を求めたあの蝶は、探偵が危険から逃そうとした依頼人(女性)なのか、それとも探偵自身なのか…。あれこれ想像を巡らせるのも面白い。

 ちなみにバーのマスター役は、札幌で「SAKE BAR かまえ」を営む本物のマスター・桝田徳寿さん。若いころから俳優を志し、「戦場のメリークリスマス」(83年)「まあだだよ」(93年)などの名作に出演した経験もある彼だが、本作は「ポスターに名前が載ったのは初めて」という記念碑的作品。そんな感慨や撮影秘話を聞くと、わずかなシーンでも見逃せない気持ちになる。

 キャストにロケ地、美術セットと、札幌愛に詰まった本作はシリーズ化され、2013年に第2弾、2017年には第3弾が公開された。このコラムにもコメントが多く寄せられ、根強い人気ぶりを感じる。ぜひこれからも、北海道を代表する娯楽映画として続いてほしい。

 ところで本作は、ススキノの片隅にあった「ディノスシネマズ札幌劇場」が6月の閉店時に上映した名作特集23本の中に選ばれた。嬉しいような、悲しいような気持ちでスクリーンを見つめ、映画館を出ると黄昏時。余韻を噛み締めたあの瞬間を、私は忘れない。

イラスト&文 新目七恵(あらため・ななえ)9月28日(土)、私が参加するNPO法人北の映像ミュージアム主催イベント「シネマの風景フェス2019」が札幌プラザ2・5で開催されます。成瀬巳喜男監督「コタンの口笛」(1959年)の上映&トーク。会場でお待ちしています!

好きな、作品です。
(みーさん さん)

この間初めてシアターキノにいきさ、映画を見ました、中々他では見れない映画を上映中しています。期待します‼️
(Charlie さん)

先日、NPO法人「北の映像ミュージアム」主催の「コタンの口笛」を見る機会があり、半世紀ぶりの画面にくぎ付けで、色褪せない映像に、ストーリー展開にと半世紀前に見た感動と感激が甦って、120分を超える超編とは思え
(三毛猫のパパ さん)

「コタンの口笛」がアイヌ民族のことを知る糸口でした。今、北海道旭川に住んで、アイヌ民族との関わりを持っています。ドラマは阿寒が舞台だったと思います。上川アイヌの文化風俗は多少異なっておりますが、それぞ
(fukutan さん)

昨日、妻とのデートの一環で、「記憶にございません!」を見てきました。たくさん笑わせて頂けて面白い作品と思いましたが、泣ける場面も多く感動する作品だったと思います。シニア割引を活用して、極力いい作品は観てみたいと思う今日この頃です。
学生時代に毎週1回程度で名画座に通ったことを思い出し、懐かしい気持ちも感じられたのが幸いです。
(としちゃん さん)

「万引き家族」に泣きました。是枝監督作品のファンなので期待だけで映画館に足を運んだのですが季節なんてわからないほど私が主役のようでありました。とにかく樹木さんの生きざまと存在感は言葉にならないほどです。
(せっちゃん さん)

ぶどうのなみだ
です。
きれいな景色、
美味しい食べ物、
美味しいワインが登場します。
ピノノワールのワインが
飲みたくなります。
(str777 さん)

タイトルは忘れてしまいましたが今年上映され全国各地の四季を10年以上の歳月をあますことなく撮り続け映像化されたものでした。最初と最後のみ人物が登場しナレーションのみで構成されていました。担当した東出昌大さんや小泉今日子さんの声が美しく可憐でした。私は秋の京都が印象深かったです。
(るいるい さん)

教育映画でしょうか、タイトルもなにもわかりませんが、
『もみじ』がBGMで、山間部の子どもたちが主人公でした。市民会館で上映され、小学生だった私はひとりで見に行かされました。その心細さと、映画の中に出てくる子どもの逞しさと大画面で観る美しいもみじの映像だけが印象に残っています。
(ぷーちゃん さん)

レジェンド・オブ・フォールです。ブラットピット見たさに映画館に出かけたのですが、とても良かったです。激しい戦闘シーンもありましたが、静かな秋の風景がとてもきれいだったのを覚えています。
(mikio さん)

「新しい靴を買わなくちゃ」

パリの風景と、千とアオイの淡い恋が物哀しい秋の季節とリンクした素敵な作品です
(しゃんりゅう さん)

万引き家族は私にとって衝撃的な映画でした。経済的に苦しく親の年金をあてにして暮らす家族、家庭内暴力の被害にあう子ども、今の世の中の歪みの中で身を寄せ会って暮らす家族。なんとかしてほしい、なんとかしなければと叫びたくなる思いを持ちました。
そんな中で、人間同士の絆がどんなに大事かを学んだ映画でした。
(こじこじ さん)

なんとなく
「アメリ」
(トミー さん)

「オータム・イン・ニューヨーク」
セントラル・パークの色づく木々の中を歩くリチャードギアとウィノナ・ライダー。
観光パンフレットのように絵になりすぎている。
でも今もうすぐあら還の私にとって、たくさんのしがらみを乗り越えて大切な人を選ぶことのできる人生の夢のようなストーリーにこの背景はピッタリで本当にうらやましくもある。
(なお さん)

「万引き家族」は、近年まれに観るよい作品だった。安藤サクラの豊満な体が忘れられない。コミックの映画化ばかり行っていると、日本映画はやがて衰退する。
(みーくん さん)

「二ノ国」という映画を観た。評判が良くてあの程度の作品だ。日本映画の限界を感じさせられた。
(たっくん さん)

「森と湖のまつり」。高倉健主演の映画でした。主人公が「ジャッキー」。直後飼ったアイヌ犬の名前を「ジャッキー」としました。
(けいこちゃん さん)

「ラブレス」は名画である。今の邦画のように、コミックの安っぽい映画化でなく、ハッピーエンドでもなく、深くじっくり人間、親のありようを考えさせる作品だった。母親がトイレから夫に話す子どもが邪魔と言わんばかりの言葉を物陰で聴く子供の悲しい様を今も忘れられない。
(賢吉 さん)

秋の映画で1番最初に思い出すのは『恋人たちの予感』です。ニューヨークの秋の景色が、とっても美しく、映画の内容と同じくらい、うっとりしたものです。メグ・ライアン可愛かったなぁ~忘れてはならないのが、映画の中で流れる『ハリー・コニックJr.』の歌声です。彼のピアノと歌声にも、うっとりしてサントラを買いました。ジャズを好きなったきっかけになる映画でした。又見たくなりました。
(虎太郎パンダ さん)

ゴッホの頭の中を見てみたいです!
(マサ さん)

Vol.10

女ひとり大地を行く

(1953年)監督:亀井文夫 ロケ地:夕張、釧路

Vol.9

探偵はBARにいる

(2011年)監督:橋本一

Vol.8

コタンの口笛

(1959年)監督:成瀬巳喜男

Vol.7

結婚 佐藤・名取御両家篇

(1993年)監督:恩地日出夫

Vol.6

社長忍法帖

(1965年)監督:松林宗恵

Vol.5

点と線

(1958年) 監督:小林恒夫

Vol.4

ギターを持った渡り鳥

(1959年) 監督:斎藤武市

Vol.3

銀の匙 Silver Spoon

(2014年) 監督:吉田恵輔

Vol.2

幸福の黄色いハンカチ

(1977年) 監督:山田洋次

Vol.1

男はつらいよ 寅次郎忘れな草

(1973年) 監督:山田洋次