AFC アサヒファミリークラブ

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VOL.13 [陸幌町(架空の町、通称「オーロラ町」)]

『北海道オーロラ町の事件簿 町おこし探偵の奮闘』
八木 圭一

 八木圭一は2013年、『一千兆円の身代金』で『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しデビューした。香取慎吾主演でドラマ化されたため、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれない。ここに紹介する作品は彼の五作目である。実は作者の八木君は私のクラスの教え子、顧問をしていた文芸同好会に所属していた。大学時代、「朝日新聞」オピニオン欄に載った文章を送ってくれた。そこには国の税金の無駄遣いが厳しく指弾されていた。政治への義憤が彼の作家としての基調低音として流れている。それを、直球で表現したのがデビュー作ならば、今回の『オーロラ町の事件簿』は変化球気味にその思いを伝えてくる。「ふるさと創生」に「平成の大合併」。地方は栄えるどころか疲弊し続けている。舞台となった十勝管内の架空の町「オーロラ町」も限界集落となって喘いでいる。ふるさとに戻った主人公が都会の生活を思慕しつつ、次第にふるさとの良さを発見していく様は、本物の「ふるさと創生」への一歩である。素人探偵が活躍する本作の隠し味は地元十勝のグルメ。是非、ふるさと愛に溢れた本作をご堪能ください。

田口 耕平 (北海道帯広柏葉高等学校教諭)

VOL.15 [赤平市]

『空想教室』
植松 努

VOL.14 [上富良野町、北海道大学]

『雪』
中谷 宇吉郎

VOL.13 [陸幌町(架空の町、通称「オーロラ町」)]

『北海道オーロラ町の事件簿 町おこし探偵の奮闘』
八木 圭一

VOL.11 [札幌、阿寒]

『阿寒に果つ』
渡辺 淳一

VOL.10 [登別、旭川]

『向田理髪店』
奥田 英朗

VOL.4 [静内、帯広]

『静かな大地』
池澤 夏樹

VOL.3 [M市(室蘭)]

『猛スピードで母は』
長嶋有

VOL.2 [U市(夕張)、函館市、札幌市、小樽市、釧路市]

『北帰行』
外岡 秀俊

VOL.1 [今金町、せたな町]

『花埋み』
渡辺 淳一


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