「マイページ」の「スクラップブック」はできることがいろいろ
新聞の切り抜き、やってますか?私も昔はよくやってました。そう、「昔は」です。私の場合、必須だったのは定規です。取っておきたい記事を見つけたら、左手に定規を持って記事の上にしっかりと当て、右手で新聞のページの端をつまんで上に持ち上げ、ピッと切る、というか、破ります。はさみより早くて、新聞を広げたままできるので私はもっぱら定規派でした。でも家族がいたりすると困るんですよね。すぐ切り抜きたいと思っても他にも読む人がいるから明日にしよう、なんて思っているうちに忘れてしまったり、面倒くさくなったり。大きい記事もけっこう大変ですね。貼る場所が足りない。四角くない記事も切り取るのに苦労します。でもいちばん困るのは、記事が裏にもあるとき。これは悩む。はたしてどっちを残すべきか……。
さて、こんな切り抜きをしていたのは今や昔。私の切り抜きは今やデジタルになりました。上記の問題は、デジタルになってからすべて解決しました。どうやるかと言いますと……。
朝日新聞デジタルでスクラップしたい記事を見つけたら、見出しの下辺りについている「はさみ」のアイコンをクリックするだけ。これで自分のスクラップブックに保存されました。画面右上に「マイページ」というのがあります。そこから「スクラップブック」に行くと、そこには今スクラップしたものも含め、私がこれまでに保存した記事がずらりと並んでいます。スクラップできる記事は5000本、保存期間は無制限です。それぞれの記事にメモやタグをつけられるのも便利です。スクラップ帖に手書きのメモを書き込むのと同じ要領が「メモ」、記事を何かのカテゴリーで分類して整理するのが「タグ」付け、ということになります。書評欄がお好きなら、「本」というタグを付けておけば保存しておいた気になる本がずらりと出てきます。そして、デジタルならではなのが検索機能。保存した記事から、キーワードで検索が可能です。「あれ、あの切り抜きはどこにしまったかな?いつだったかな?」ということが無くなります。
さらに、切り抜いた記事を紙面と同じ体裁で見る事もできます。ログインIDは同居家族で使えるので、家族でのスクラップブック共有も可能。家族の名前でタグ付けすれば、自分がスクラップした記事を分けておけます。スクラップのメモ欄に家族がメモを残せば、そこで新たなコミュニケーションができるかもしれません。
そういえば、かつてせっせと作っていたスクラップ帖、処分してしまったなぁ。あのころデジタルスクラップあったなら、過去の自分を振り返れたのに……。
※スクラップブック機能は朝日新聞デジタル有料版のサービスです。
※保存した記事に期間制限はありませんが、記事よっては一定期間後に削除される場合があります。
本連載では、紙の新聞と紙でないもの、つまりデジタルな新聞について色々と思うところを書いてきました。今回はその最終回となります。読む
朝日新聞朝刊に連載されている根強い人気を持つ連載コラムが「料理メモ」です。季節のちょっとしたお料理のレシピが毎日載っています。読む
ネット上には動画のコンテンツが増えています。特に、TikTokなどに代表されるスマホで見られるショート動画は、自分の好みに従って次から次へと表示されてついつい見てしまい、気がつけばあっと言う間に1時間!読む
新聞の切り抜き、やってますか?私も昔はよくやってました。そう、「昔は」です。私の場合、必須だったのは定規です。読む
朝日新聞の音声配信メディア「朝日新聞ポッドキャスト」で、昨年11月に意欲的な試みが行われました。2022年にデビュー50周年を迎えたユーミン(松任谷由実)を特集した、「ユーミン: ArtistCHRONICLE」です読む
紙の新聞の紙面は面積に限りがあります。週刊誌のような長い記事にはなかなかお目にかかれません。読む
新聞は読むもの、見るもの、と思っていませんか?今日はそれにプラスして、「新聞は聞くもの」というお話を読む
デジタル好きで、活字は紙で読むよりも、パソコンやスマホの方が読みやすいと思っているのですが、そんな私でも絶対に紙の方がいいと思っているのが、情報の一覧性です。読む
今は昔、昭和の風景を一つ。早朝に新聞受けに新聞が入るコトンという音がします。家の中で早起きした誰かが、それを取りに行きます。読む
ニュースの見方が深まる「コメントプラス」、自分の記事コレクション「スクラップ」「MYキーワード」
デジタル社会で出てきた特徴の一つとして、「参加の容易さ」があります。SNSがその動きに拍車をかけました。つまり、誰でも、何かについて、何か一言言える、という世界が出現しました。読む
昔、セイロンに3人の王子がいたそうです。この王子たち、みんな整理整頓が苦手で(私みたいです)いつも何かを探していました。読む
朝日新聞が提供するデジタルコンテンツの中で、個人的にいちばんはまっているのが、「朝日新聞ポッ読む
みなさまこんにちは。本誌の特集の編集を担当しています吉村です。この度、このコラムの執筆を担当することになりました。Paper & Digitalというタイトル、新聞は紙だけではないという意味を込めました。読む