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>HOME >特集一覧 >VOL151「当別町 浅野農場 スマイルポーク」(2017年3月26日)
特集「当別町 浅野農場 スマイルポーク」の表紙の写真です
循環型農業を引き継いだ二代目社長の浅野政輝さん(右)と社長のこだわりを消費者に伝える工場長の町屋裕二さん
ロース(右)とモモ肉(左)。甘みとコクのある脂身も大きな特徴

食べた人を笑顔にする「スマイルポーク」
~3つのこだわりから生まれる最高級SPF豚~

こだわりその1「ベースは循環型農業」

 浅野農場が生産する「スマイルポーク」は、平成24年度の農林水産大臣賞を受賞。また、三國清三シェフが推奨する北海道ふるさと納税5品目に選ばれています。これほど優れた豚肉が生まれる背景には、3つのこだわりがありました。

 今から46年前の1971年、初代・浅野政一さんは、アメリカ農業研修に参加しました。札幌の小作農家で育った政一さんは、そこで大規模な循環型農業を目にして衝撃を受けます。そして帰国後、大規模養豚を始めることを決意。札幌からも近く、立地に恵まれた当別町で農場を開きました。

肥育スペースのバイオベッドに使用されるもみ殻

 「豚肉の味を決定づけるのは、やはり餌。妥協はしたくない」。そう考えた政一さんは、自分が育てる豚の餌は自分で作ることを目指し、試行錯誤を重ねて循環型農業の原型を完成させたのです。このこだわりは二代目の浅野政輝さんに引き継がれ、浅野農場は現在も循環型農業で食の豊かさを追求し続けています。

「安心・安全な北海道食材は消費者がもっと手軽に購入できるような仕組みが必要」と話す社長の浅野さん
百貨店イベントなどにも出店し、スマイルポークのおいしさを全国に伝える工場長の町屋さん

こだわりその2「徹底した衛生管理」

 浅野農場のもう一つのこだわりは、飼育環境にあります。「豚はとても繊細な動物。ほんの少しのストレスで体調を崩してしまうんですよ。養豚家は、皆さんの食卓に安心・安全な肉を届ける責任がある。だから、うちは徹底的に衛生管理にこだわっています」と浅野さん。その結果は、日本SPF豚協会から認定農場に選ばれたことで証明されました。

 SPF豚とは「Specific(特定の)・ Pathogen(病原体を)・ Free(持っていない)」という意味で、この頭文字から名付けられました。きめが細かくて軟らかく、特有の臭みもなく、おいしさに定評のある豚肉です。しかし生産されているのはわずか。2016年3月時点で、国産豚肉のうちSPF豚認定農場産は10%強、農場数は4%強と推定されています。

 浅野農場では、厳重な防疫管理の下、外部から病原菌を持ちこまないことを徹底。さらに、もみ殻を深く敷き詰めた「バイオベッド」と呼ばれる広々とした、ふかふかの床で、のびのびと育てています。「衛生管理が徹底されると、余分な薬の投与も必要なく、豚は本来の成長力を発揮でき、安心・安全で高品質な豚肉が出来上がります。うちでは豚を健康に育てるために最高の環境を整えています」。

豚肉の半身。ロースとバラ肉合わせて約13kg。約65人前の肉が取れる

■こだわりその3「当別町ならではの水・餌」

 当別町は札幌から北へ約20㎞の距離にある自然あふれる町。夏には美しい田園風景が広がり、冬になると道内有数の豪雪地帯になります。

 浅野農場の豚たちは、当別町のおいしい空気の中、山々から流れ出る雪解け水を飲んで育ちます。しかもアルカリイオン水変換器にかけ、カルキ(塩素)を除去して与えています。その水を飲む姿は「本当においしい水なんだ」と浅野さんも感心してしまうほど。アルカリイオン水を飲むことにより、アクの出にくい肉質に仕上がると考えられています。

 さらに違いを生み出すのが良質な餌です。浅野農場では、抗生物質をほとんど使わず、当別産の香ばしい小麦を混ぜた独自配合の餌を与えています。当別町ならではの水と餌のパワーが相まって、白さが際立つ脂身、甘みとコクのある味わいが生まれるのです。

 こうしたこだわりから生まれる最高級SPF豚「スマイルポーク」。全国の本物志向、健康志向の方々から選ばれているおいしさを、この機会にぜひお試しください。

●浅野農場
石狩郡当別町対雁10
TEL0133(22)4129
→ウェブサイト

当別町と札幌市に直営ショップを開設

自分たちが作った豚肉を地元の人たちに食べてもらいたい。味への評価を直接聞きたい。そんな思いから、浅野農場では地元当別町と先代の実家があった札幌市の福住に直営店を開いています。目印は真っ赤な「スマイルポーク」の文字と可愛い豚のイラスト。加工品も自社製造しており、ラインアップは多彩。いろいろなおいしさがそろっています。

おいしい豚肉をさらにおいしく加工!

ハム手間暇かけて仕込み、肉本来のうまみを最大限に引き出しています。塩分控えめに仕上げた生ハムは、浅野農場自信の一品。肩肉を使ったベーシックなハムもあります。
ベーコン一番人気はスモークベーコンのブロック。残り火を使って真下からじつくりいぶしたベーコンで、脂身のおいしさが評判を呼んでいます。スライスもあり、料理に合わせてセレクトできます
ソーセージ粗挽きやチーズ入りなど、さまざまな変わり種ウインナーからフランクフルトまで、好みの味と食感を楽しめます。いずれも独自配合の香辛料を使っており、肉のうまみを引き立てています。
対雁の店舗にはさまざまな部位・用途別に 力ットされた商品が並ぶ

●直営店「スマイルポーク」
石狩郡当別町対雁10
営業時間;9時~17時
休業:水曜定休

●直営店「ミートショップマッキ」
札幌市豊平区福住2条8丁目15
営業時間:土曜のみ9時~15時
※八紘学園農産物直売所でも取リ扱いあリ。


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2017年3月26日 特集151号 ※記事の内容は取材当時のものです。
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