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>HOME >特集一覧 >VOL159「地域密着番組から誕生したブランド 北海道品質」(2017年11月19日)
特集「地域密着番組から誕生したブランド 北海道品質」の表紙の写真です

炊いたご飯に混ぜるだけでOK、「かんたんごはんにまぜるだけプレミアムごはんの素」

おしゃれなラベルで、江別産小麦がフルーティーに香る「北海道小麦地ビール」

植物性素材だけなのに、とってもおいしい「カラダにうれしいやさいカレー」

香料・安定剤を使わない自然そのまま「ラ・レトリなかしべつ のむヨーグルト」

日本初の超強力小麦「ゆめちから」と留萌特産小麦「ルルロッソ」の「北海道パスタ」


地域密着番組だからできたこと
まだ無名の良品を応援する「北海道品質プロジェクト」

 AIR-G’の番組「北海道品質プロジェクト(Rep.ly.zeリプライズ内)」が企画し誕生させている「北海道品質」について、番組メインパーソナリティーの高山秀毅(ひでき)さんに聞きました。

AIR-G’のパーソナリティー、高山秀毅さん。「北海道品質プロジェクト」など現在5番組に出演中。


エゾ・シーズニングシリーズは松前原口吉川商店(松前町)の天然調味料。パッとかけるだけで味がアップ!

「かんたんごはんにまぜるだけ プレミアムごはんの素」は、「根曲り筍」と「知床鶏」「黒千石豆」の3種。化学調味料、保存料は不使用で自然な味。


チャレンジ精神を持つメーカーと共同事業を

―AIR-G’の高品質プライベートブランド「北海道品質」とはどのようなものですか。

 これからの時代に求められる、「新しい北海道のオンリーワン食品」を目指して作っています。

―高山さんがメインパーソナリティーを務める番組、「北海道品質プロジェクト(Rep.ly.zeリプライズ内)」で「北海道品質」が誕生しているそうですが、ラジオ番組内で食品開発を行うようになった理由とは何ですか。

 「リプライズ」は毎週金曜に放送されているエンターテインメント番組で、地域情報を多く取り上げています。すると北海道は食の宝庫であることや、頑張っている生産者や加工者がいることを実感するようになりました。そこで北海道に眠っている優れた食品を応援しようと、「リプライズ」内に「北海道品質プロジェクト」が立ち上がったのです。

「北海道品質プロジェクト」の活動内容を教えてください。

「北海道品質プロジェクト」は、まず気になるメーカーを取材して商品開発ストーリーを「リプライズ」で紹介します。そしてその中でも特にチャレンジ精神旺盛なメーカーと、各方面のプロフェッショナルが一緒になって、新商品開発や既存商品の磨き上げを行ったものが「北海道品質」となります。
 通常、商品開発には味や風味改善のほか、パッケージデザイン、販路開拓、販売促進などさまざまなプロモーションが必要ですが、メーカー1社では限界があります。そこでプロモーション活動まで可能にするメンバーを集め、一丸で取り組めることがこのプロジェクトの特徴と言えます。

プロたちの仕事により進化する食品の物語

―商品開発や磨き上げ事業は、どのような過程を経て完成するのですか。

 どのプロジェクトも、完成するまでに1年以上はかかっています。「北海道パスタ ゆめちから&ルルロッソ」を開発した際は、試作品を札幌市内のイタリアンレストランに使ってもらい、シェフの意見を参考に小麦の種類を変えるなど、試行錯誤を重ねて完成にたどり着きました。

―印象深いストーリーなどはありますか。

 たとえば「かんたんごはんにまぜるだけ プレミアムごはんの素」は遠軽の地元に根ざした食品加工会社の缶詰で、当初は自社店舗と地元の道の駅等でしか売られていませんでした。それがネーミングやラベルデザインを一新して「北海道品質」になると、今では海外まで販路が広がるほどの人気商品になっています。このように地方に眠っていた優れた食品が進化を遂げ、飛躍するストーリーこそ「北海道品質プロジェクト」の妙味でしょう。

AIR-G’エフエム北海道
北海道品質プロジェクト
札幌市中央区北1条西2丁目札幌時計台ビル14階
TEL 011(241)0804
https://www.air-g.co.jp/hhproject/


北海道の安全な野菜で作った「カラダにうれしいやさいカレー」は、トマトベースのまろやか味。おいしいのに1人前132kcalで、指定アレルギー食品、食品添加物、動物性素材は不使用。緊急時はそのまま食べられます。

「北海道パスタ ゆめちから&ルルロッソ」は、小麦生産者と加工者、食の専門家などが何度も試作と試食を繰り返して完成させた入魂の乾麺パスタです。それぞれ特徴の異なるもっちり食感と小麦風味を楽しめます。


使い勝手の良いパッケージングやデザインワークも「北海道品質プロジェクト」で

 「北海道品質プロジェクト」が特に効果を発揮しているのが、ネーミングやデザインなどのクリエーティブワーク、そしてパッケージング技術などです。思わず手に取ってしまう斬新なネーミングやロゴデザイン。かわいらしいイラスト、贈って喜ばれそうなギフトボックス、そして何度でも使いたくなるサイズや機能性。商品によっては食べ方を説明するレシピカードも添えて…。こうした付加価値のため、「北海道品質プロジェクト」は北海道で活躍するクリエーターや技術者とも連携しています。

「幸せナナ昆布BOX」は、ジムニーワークス(札幌市)とナナクラ昆布(札幌市)の共同企画商品。「昆布漁師の孫娘」である社長が思いを込めた、「昆布をもっとおしゃれに、手軽に」が、カジュアルなパッケージやイラスト、きれいな写真入りレシピカードに表れています。

「はちみつストロー」は、手で切って使えるストロー状パッケージにしました。すると携帯やお土産に重宝と大ヒット!

毎週金曜12:28~12:38は80.4FM Rep.ly.zeをチェック!

気になる食が続々登場 聴いて知って応援を

―「北海道品質プロジェクト」では、今現在も複数の企画事業が進行中のことと思います。近々新たに仲間入りをしそうな「北海道品質」はありますか。

 ありますよ! すでに「からだにうれしいジュースシリーズ」が「北海道品質」になっている、仁木町の(有)サンユー農産から、体に良いクッキーがデビューする予定です。ジュースの素材にもなっている有機栽培の「ヤーコン・ハニークッキー」と、「アオジソ・ハニークッキー」。おしゃれなラベルでプレゼントにもぴったりですので、どうぞご期待ください。

―「北海道品質プロジェクト」は2011年のスタートから現在まで、250社以上のメーカーを紹介していると聞きました。こんなにも良品を作る中小メーカーが北海道にあったのですね。

 私も熱意あるメーカーの方々に出会うたび感激します。現在、1つのメーカーを6カ月にわたり毎月1回、計6回放送しています。メーカーの代表者や開発者と事前収録を行い、開発ストーリーを放送していますので、リスナーには作り手の思いや品質が伝わっているようです。
 とにかく毎回、北海道の素晴らしい食と、人や会社のパワーがリスナーの週末を元気にする「北海道品質プロジェクト」です。ぜひキタ★マルシェ読者の皆さんも聴いてください。金曜昼にリプライズでお会いしましょう。

高山秀毅さんがスタジオでトーク中。手には本紙158号で紹介した「富良野ぼたんそば」が。また来年3月までの毎月第1週目は本紙154号に登場した津村製麺所が放送予定です。

番組名:北海道品質プロジェクト
    (Rep.ly.zeリプライズ内)
放送時間:毎週金曜12:28~12:38ごろ
放送地域:北海道全域、札幌80.4 MHz
PC、スマホ、タブレットで聴く場合:
http://www.air-g.co.jp/listening/


(有)サンユー農産 (仁木町)の「からだにうれしいジュース ヤーコン」。甘みも栄養素も凝縮され、「飲めば体調が違う」と高山さん。

「からだにうれしいジュース しそ」。同社では新たにヤーコンとアオジソのクッキーも完成し、近々「北海道品質」として登場予定。


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2017年11月19日 特集159号 ※記事の内容は取材当時のものです。
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