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公開:2022年10月17日
「漢方」ってなんだろう。漢方は、5~6世紀以降に中国から伝わった医学に、日本独自の要素を加えて作られたわが国固有の医学体系だ。江戸時代後期にヨーロッパから伝来した西洋医学はこれに対して「蘭方」と言った。漢方で使われる薬は「漢方薬」。西洋医学の薬を信奉しがちで、「漢方薬って本当に効くの」と思っているとしたら、ちょっとだけ、ここから始まる話を聞いてほしい。
夕張ツムラの生薬保管用冷蔵庫。袋の中にはセンキュウが詰まっている。 茨城県の製造施設に送られ、漢方薬として調合される。 夕張に「ツムラ」の拠点 最近は普通の病院でも漢方薬を処方されることが多くなってきた。番号が書いてあって、その上に難読漢字が並んでいる、あれだ。「葛根湯(かっこんとう)」はポピュラーだが、「桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)」、「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」あたりになってくると絶対に読めないし、覚えることも無理そうだ。医療用漢方製剤で国内最大のシェアを占めるのが「株式会社ツムラ」だ。世代によっては「バスクリンの津村順天堂」になじみがあるかもしれない …
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