ピックアップ映画「さらば、わが愛　覇王別姫」　８月５日公開

壮大なスケール感と映像美、切なく悲しい物語にカンヌ国際映画祭では最高賞にあたるパルム・ドールに輝きました。１９９３年、中国語映画ではじめてのことでした。ちなみにこの年のカンヌでは台湾のホウ・シャオシェン、イギリスのケン・ローチ、アメリカのスティーブン・ソダーバーグ、ドイツのヴィム・ヴェンダースなどそうそうたる監督たちが新作を発表していましたので、その中での受賞は快挙と言えるでしょう。
　そんな伝説の映画がこの夏スクリーンに！初公開から３０年、レスリーが亡くなって２０年になります。今もファンの方は多く、「あの頃学生だったんです、もう一度スクリーンで観れるなんて」と喜びの声をいただいたり。もう一度あの感動をと思われる方、初めて出会う方、みなさんに出会ってほしい作品です。

　監督チェン・カイコーが香港を代表するスター、レスリー・チャンを主演に、京劇の古典「覇王別姫」を演じる二人の京劇俳優の愛憎を、１９２５年から文化大革命を経て５０年にわたる中国の動乱の歴史を背景に描いた一大叙事詩。狂おしいほどの妖艶さをまとったレスリー・チャンに魅了され、その深い愛に涙することでしょう。

キノ上映スケジュール2023年7月中旬～

７月１５日～
「キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩（うた）」（ウクライナ・ポーランド　１２２分）
「サントメール　ある被告」（フランス　１２３分）
★「オタール・イオセリアーニ映画祭～ジョージア、そしてパリ」
「落葉」「歌うつぐみがおりました」「田園詩」「そして光ありき」「月曜日に乾杯！」
「群盗、第七章」３部作「唯一、ゲオルギア」など２１作品一挙公開！
７月２１日～
「裸足になって」（フランス・アルジェリア　９９分）
７月２２日～
「小説家の映画」（韓国　９２分）
「少年と犬」　（アメリカ　９０分）
１２か月のシネマリレー「左利きの女」（西ドイツ　１１１分）
７月２９日～
「世界のはしっこ　ちいさな教室」（フランス　８３分）
「山女」（日本・アメリカ　９８分）
８月４日～
「インスペクション　ここで生きる」（アメリカ　９５分）
８月５日～
「さらば、わが愛/覇王別姫」（中国・香港・台湾　１７２分）
「遺灰は語る」（イタリア　９０分）
１２か月のシネマリレー「ことの次第」（西ドイツ　１２１分）
８月１２日～
「私、オルガ・ヘプナロヴァー」（チェコ・ポーランド他　１０５分）
８月１８日～
「ふたりのマエストロ」（フランス　８８分）
８月１９日～
「エドワード・ヤンの恋愛時代」（台湾　１２９分）
「大いなる自由」（オーストリア・ドイツ　１１６分）

シアターキノ

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