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ピックアップ映画「カラフルな魔女〜角野栄子の物語が生まれる暮らし」2月10日公開

「子どもの頃、戦争があった。大変窮屈な時代だったから、そこから解放されたとき、この自由な気分はもう手放したくない！と思った。戦後も食料は非常に乏しく、何もかもが足りなくて、我慢、我慢が続いた。でも、縛られていた糸がほどけるように、まわりの空気は変わっていった。そして、本当にささやかなことから、自分の好きなものを自分で選ぶ自由が手に入るようになった。例えば、手ぬぐいの模様、下駄の鼻緒など…。好みのものを初めて選ぶことができたときの嬉しさは、今でも忘れられない。それが「人と違ってもいいから、自分の『好き』を大切にする」という私のスタイルに繋がっていった。そして、世の中に合わせるのではなく、「自分がなりたい大人になろう！」と決意した。時にはわがままに見えたかもしれない。時には孤独だった。でも、悔いはない。自由はかけがえのないものだから。私の暮らしのなかで、一番大切にしているのは、気持ちが自由になること。食べるものも着るものも、シンプルで軽く、気持ちがいいもの。どこか気持ちが引っかかったら、できる限り避けたい。そう思いながら、自由で心地よいものを選び続けていたら、なんと「カラフルな魔女」になってしまったみたい」。素敵ですね、なんだか強い味方が現れた感じです。角野栄子さんは「魔女の宅急便」の作者として知られる児童文学作家でとってもキュートな88歳。“想像力こそが人間が持つ一番の魔法”、そんなすてきな魔法の力を信じたくなります。
©KADOKAWA

キノ上映スケジュール 2024年2月中旬～

２月９日～
「瞳をとじて」（スペイン　１６９分）
２月１０日～
「Firebird ファイアバード」（イギリス・エストニア　１０７分）「ミツバチと私」（スペイン　１２８分）
「カラフルな魔女　角野栄子の物語が生まれる暮らし」（日本　９６分）
２月１７日～
「風よ あらしよ 劇場版」（日本　１２７分）
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選
「不安は魂を食いつくす」「マリア・ブラウンの結婚」「天使の影」
２月２４日～
「オスカー・ピーターソン」（カナダ　８１分）
「栗の森のものがたり」（スロヴェニア・イタリア　８２分）
「ペルリンプスと秘密の森」（ブラジル　８０分）
「その鼓動に耳をあてよ」（日本　９５分）
３月２日～
「ブルーバック　あの海を見ていた」（オーストラリア　１０２分）
「燈火（ネオン）は消えず」（香港　１０３分）
「熱のあとに」（日本　１２７分）
「軽蔑」６０周年４Kレストア版（フランス　１０４分）
「ジャン=リュック・ゴダール／遺言　奇妙な戦争」（フランス・スイス　２０分）
３月９日～
「愛のゆくえ」（日本　８８分）
「『生きる』大川小学校 津波裁判を闘った人たち」　（日本　１２４分）
３月１６日～
「１２日の殺人」（フランス　１１４分）
「ボブ・マーリー　ラスト・ライブ・イン・ジャマイカ　レゲエ・サンスプラッシュ」
（西ドイツ・ジャマイカ　１０９分）
「福田村事件」アンコール上映（日本　１３７分）

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