ヌーヴェルヴァーグ=新しい波。映画史に残る革命が起きた1950年代後半、フランスで新しい世代の監督たちが既存のルールに縛られることなく、ノンプロの俳優を起用し、ロケーション撮影や即興演出を実践した。それまでの映画とはまったく異質の躍動感と瑞々しさで、巨大な波となって世界中を駆け巡った。
そんなヌーヴェルヴァーグの決定打として語り継がれている金字塔が、ジャン=リュック・ゴダールが28歳の時に撮ったデビュー作「勝手にしやがれ」だ。この傑作はいかにして誕生したのか? リチャード・リンクレーターが“伝説の生まれた瞬間”を映画にした。
トリュフォーの長編デビュー作「大人は判ってくれない」がカンヌで監督賞を受賞した1959年。その夏、ゴダールはジャン=ポール・ベルモンドとアメリカの若手女優ジーン・セバーグを主演に、念願の映画撮影に入った。ところが、ゲリラ撮影や即興演出の型破りさに周囲は困惑。それでも、映画作りの夢と情熱を共有した現場は熱気にあふれ、誰一人完成形を想像し得ないまま、のちの伝説となるクライマックスへ突入してゆく。
まるで私たちもスタッフの一人になった気分で心が浮き立ってくる撮影現場。作る喜び、創作への情熱はまさしく青春。登場人物たちがすばらしくて、うれしいくらいに「なんて時代だ!」と叫びたくなる。(映画の仕掛けもふんだんに盛り込まれ、「こうして撮ったのか!」と感動ものです)
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6月20日~
マッツ・ミケルセン「プッシャー3部作」(デンマーク)★
「ペリカン・ブルー~自由への切符~」(ハンガリー 79分)
「ボタニスト 植物を愛する少年」(中国 96分)「今日からぼくが村の映画館」(ペルー・ボリビア 88分)
6月27日~
「ザ・コーラル 希望を紡ぐ歌」(イギリス・アメリカ 113分)
「ヴィヴァルディと私」(イタリア・フランス 110分)
「アイ・ワズ・ア・ストレンジャー」(アメリカ・ヨルダン・パレスチナ 104分)
「シンシンアンドザマウス SINSIN AND THE MOUSE」(日本 108分)
「霧のごとく」(台湾 134分)
7月3日~
「きれっぱしの愛」(アイスランド・デンマークほか 109分)
7月4日~
「Riceboy ライスボーイ」(カナダ 117分)「君と僕の5分」(韓国 104分)
7月10日~
「ヌーヴェルヴァーグ」(フランス 106分)
7月11日~
「アダムの原罪」(ベルギー・フランス 79分)
「OXANA/裸の革命家・オクサナ」(フランス・ウクライナほか 103分)
7月13日~
「ロベール・ブレッソン傑作選」★
「スリ」「バルタザール どこへ行く」「ラルジャン」「少女ムシェット」「白夜」
「ダイヤモンド 私たちの衣装工房」(イタリア 135分)「トロフィー」(日本)