連載よみもの「映画と握手」は、北海道がロケ地となった映画を、映画ライター・新目七恵さんが描き下ろしイラストと共に紹介する人気コラムです。
連作53回目の「映画と握手」は、北海道の貧しい地域で生きる少女ユミの物語、1963年公開の『サムライの子』を取り上げていただきました。黒澤明や島耕二の助監督として活躍した若杉光夫が監督、脚本は後に『楢山節考』や『黒い雨』を撮る今村昌平。
そして原作は小樽出身の山中恒さん。映画のロケも小樽で行われたのですね。
通称・サムライ部落と呼ばれる場所が道内各地にあったということ、皆さんはご存知でしたか?わたしはこの「映画と握手」を読むまでは知りませんでした!小樽だけではなく、道内各地、札幌にもオリンピック開催前までは存在していたのだそうです。
そんなサムライ部落にやってきたユミをめぐる物語『サムライの子』、新目さんのコラムを読んで興味を持たれたらぜひご覧ください。1963年当時の小樽の街が確認できる貴重な映画です!
※2023年現在、一部動画配信サービスで観ることができます