朝日IDをお持ちの方はこちらから
AFCのログインIDをお持ちの方(2024年7月31日までにAFCに入会された方)はこちらから
新規入会はこちらから(朝日IDの登録ページが開きます)
公開:2019年12月16日
明治半ばから昭和初期にかけて、小樽の町は繁栄を極めた。外国貿易港として経済も人口も札幌の先を行っていたこの町には、全国から職人達が集まった。家具、建具、仏壇、服飾、金具、菓子…。今も「職人坂」という地名が市内に残る。時代とともに職人達の数は減り、自分の代限りという職人達も多い。そんな中、1992年には「「小樽職人の存在を知らしめ、職人芸と地場産業の発展を目指す」ことを目的に「小樽職人の会」が結成された。そして今、職人という生き方に、若い世代が注目している。小樽に2軒を訪ねた。
「職人の町」小樽、伝え続ける。 第22回全国印章技術大競技会、彫刻ゴム印密刻の部で銅賞を受賞した松田有未さんの作品。彫りの繊細さがわかるようにつまようじを置いてみた。「集中力が欠かせないので、喋ったり聞いたりしながらは彫れません。一度座って集中できるのは日に4~5時間。この鳳凰は会社を辞めた時期に4日間で彫ったもので、気づいたら日が暮れていた日もありました」 「やっぱり彫るのが好きなんだね」 JR小樽駅を背に、運河方向へ歩いて3分ほどの梁川商店街。昔はさぞ賑やかだったに違いない一角にある「松田印判店」には、手彫り印章の職人が二人いる。2代目店主の松田和久さんと有未(ゆみ)さん …
ここからは特集に関連して会員の皆さんからよせられたコメントをご紹介します。
10ページ中1ページ目
10ページ中1ページ目(286コメント中の30コメント)