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高齢になると認知症でなくてもお金の管理がわずらわしくなります。ましてや老後破産はしたくないもの。ライフスタイルの変化に合わせて今からお金の管理方法を簡単にしましょう。
まずやってほしいことは、次の4つです。
1)毎月の収入・支出を1つに見える化
支払いにいくつもの銀行を使っていると赤字にも気がつきません。収入と支払い・引き落としを1つの口座にまとめると家計簿をつけなくても通帳で大まかに管理でき、見える化できます。
2)銀行等の口座を集約
銀行口座などはできれば一人1~2に集約します。貯蓄が多い場合は1銀行1,000万円以下でできるだけ少ない数に集約することが理想です。認知症など意思確認ができない方の口座について解約や払出し手続きが難しくなってきました。使っていない預金口座は将来口座管理手数料がかかる時代がきます。残額0円ではなく必ず解約手続きをしてまとめましょう。
3)クレジットカードを減らす
最終的にはクレジットカードゼロを目指します。使っていないカードは本人が電話連絡すれば簡単に解約することができます。解約後は、不正利用されないように磁気ストライプやICチップに特に注意しながらシュレッダーやハサミで細かく切りましょう。
4)資産管理表でマイナスの財産もチェック
預金だけが財産ではありません。マイナスの財産である住宅ローンや借金・リボ払いも把握して健全な家計を目指します。自分の将来の資金計画はもちろんですが、贈与・遺言などの相続対策や相続時にも非常に役に立ちます。ぜひ、現状を把握できるように人別の資産管理表を作りましょう。
このようなお金の管理方法の見直しは家計の整理です。見直し見える化しておくと老後も安心です。ぜひ皆様も始めてみて下さい。
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