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アイヌの人たちは湖のことを「ト」とよびました。「ととき」は湖のゆったりとした時を楽しむシリーズ。毎月道内の湖畔の風景をお届けします。一息つきたいあなたへ、湖畔時間の便りです。ちょっとひと休みしましょう。
旭川や美瑛方面から旭岳や層雲峡に行く途中に見えるのがこの湖だ。初夏の勢いある緑と、背後に見える残雪の大雪山系のコントラストに、この地のスケールの大きさを感じる。
2007年、忠別ダムの完成でできた湖。ダム湖はどこか哀しさをまとう。その底に沈むものに対する思いがそう感じさせるのか。
湖の北東端近くには、大雪旭岳源水公園があり、湧き水をくむ人たちががよく訪れる。その対岸の南東端には「望郷広場」があり、開拓記念碑がひっそりと建つ。長野県下伊那地区からの移住者が拓いた土地であったこと、高原野菜の産地であったこと、そして、75年の歴史を閉じこの地を去る旨が碑文に記されている。森に囲まれた湖は静かだった。残雪は徐々に消え、本格的な夏が来る。
阿寒湖の温泉街から弟子屈に続く国道241号を約20分ほど走ると、道路脇に双湖台という場所がある。名前の通り、ここから二つの湖が見えるらしい。読む