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画像:AFC アサヒファミリークラブのロゴマーク

>HOME >みずうみへ行こう >「ポロト湖」(2021/2/16)

アイヌの人たちは湖のことを「ト」とよびました。「ととき」は湖のゆったりとした時を楽しむシリーズ。毎月道内の湖畔の風景をお届けします。一息つきたいあなたへ、湖畔時間の便りです。ちょっとひと休みしましょう。

vol. 12
ポロト湖

 見事な借景だった。窓の外に見えるのは、白老のポロト湖。全面結氷している。この絶景を借りているのは、去年オープンしたウポポイだ。この大きな窓はウポポイ内の国立アイヌ民族博物館2階にある。この湖を見るための窓と言っていいだろう。博物館を訪れた人は、入口から2階の展示室に導かれる。エスカレーターを降りてすぐに飛び込んで来るのがこの景色なのだ。春になればここには水面が見えるはずだが、凍った湖面は真っ白な雪原だ。遠くにワカサギ釣りのテントがいくつか見える。ポロトはアイヌ語で、大きな(ポロ)、湖や沼(ト)の意味だが、それほど大きな湖ではない。

ポロト湖

 湖面に近づいてみると、雪原には釣り人の足跡がたくさんあった。雪を払ってみると、きれいな氷が現れる。この下に水があるのがなんだか不思議だ。
 ポロト湖のワカサギ釣りは例年3月上旬まで楽しめる。湖の周りは自然休養林となっていて、雪のない季節にはキャンプやバーベキュー、散策、ボート、サイクリングなどでにぎわう。白老の市街地に近いこともあり、通年人が訪れる湖だ。

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みずうみへ行こう バックナンバー

みずうみへ行こう vol.13 2021年3月16日

ペンケトー、パンケトー

阿寒湖の温泉街から弟子屈に続く国道241号を約20分ほど走ると、道路脇に双湖台という場所がある。名前の通り、ここから二つの湖が見えるらしい。読む

みずうみへ行こう vol.12 2021年2月16日

ポロト湖

見事な借景だった。窓の外に見えるのは、白老のポロト湖。全面結氷している。読む

みずうみへ行こう vol.11 2021年1月18日

然別湖

 鹿追町から糠平湖に向けて道道85号を北上すると、この湖に着く。読む

みずうみへ行こう vol.10 2021年1月18日

糠平湖

 上士幌から層雲峡に向けて北上する国道273号沿いにこの湖はある。読む

みずうみへ行こう vol.9 2018年12月17日

ウトナイ湖

 苫小牧にあるウトナイ湖は、渡り鳥の聖地だ。読む

みずうみへ行こう vol.8 2018年11月19日

摩周湖

必ず「霧の」という枕詞がつくほど、摩周湖と霧は関係が深いらしい。だが、この日はよく晴れていた。夏に訪れたときも快晴だった。読む

みずうみへ行こう vol.7 2018年10月15日

シラルトロ湖

 シラルトロ沼とも呼ばれるこの湖は釧路湿原国立公園の中、標茶町にある。読む

みずうみへ行こう vol.6 2018年9月18日

屈斜路湖

 道東、弟子屈町にある日本でいちばん大きなカルデラ湖だ。読む

みずうみへ行こう vol.5 2018年8月20日

倶多楽湖

 地図で見ると、登別温泉のそばにコンパスで丸く円を描いたような、まん丸の湖がある。読む

みずうみへ行こう vol.4 2018年7月17日

忠別湖

旭川や美瑛方面から旭岳や層雲峡に行く途中に見えるのがこの湖だ…読む

みずうみへ行こう vol.3 2018年6月18日

シューパロ湖

国道452号、夕張市から旭川へ通ずる道で、車を降り、シューパロ湖を見下ろした…読む

みずうみへ行こう vol.2 2018年5月21日

支笏湖

札幌方面から支笏湖へ向かって国道453号を走る…読む

みずうみへ行こう vol.1 2018年4月22日

洞爺湖

湖の上を、走る人を見た。柔らかな針で縫うように。読む

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