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アイヌの人たちは湖のことを「ト」とよびました。「ととき」は湖のゆったりとした時を楽しむシリーズ。毎月道内の湖畔の風景をお届けします。一息つきたいあなたへ、湖畔時間の便りです。ちょっとひと休みしましょう。
北海道の冬の湖は特別だ。水面が凍って雪が降り積もれば、湖なのか、平原なのか、そこに水面があったことも信じられない。並んだワカサギ釣りのテントが、その下に水があることを思い出させてくれる。今はコロナ禍で観光客も少なく、冬の湖はよりいっそうの静寂の中にある。
鹿追町から糠平湖に向けて道道85号を北上すると、この湖に着く。糠平湖につながる道路は冬は通行止めなのでここが道の終点だ。約三万年前の火山噴火が作った自然の湖である。
厳冬期、「然別湖コタン」というイベントが40年前から行われていて、全面結氷した湖の上に、イグルー、バーなどに加え、氷上露天風呂までが作られる。湖畔にあった2つのホテルのうち1軒は閉館し、営業しているのは1軒。
湖が近づくにつれ、道路は狭くなり、滑りやすいので細心の注意を。冬でも例年は多くの観光バスが訪れていたが、今シーズンはどうだろう。「然別湖コタン」は2021年1月30日〜3月21日まで開催予定。(※コロナの状況により変更の可能性あり。最新状況は問い合わせを。然別湖コタン、tel. 0156-69-8181)
ドローン撮影:株式会社エンターリム・山本由紀夫 ※国土交通省、および関係者の許可を得て撮影したものです
阿寒湖の温泉街から弟子屈に続く国道241号を約20分ほど走ると、道路脇に双湖台という場所がある。名前の通り、ここから二つの湖が見えるらしい。読む