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アイヌの人たちは湖のことを「ト」とよびました。「ととき」は湖のゆったりとした時を楽しむシリーズ。毎月道内の湖畔の風景をお届けします。一息つきたいあなたへ、湖畔時間の便りです。ちょっとひと休みしましょう。
阿寒湖の温泉街から弟子屈に続く国道241号を約20分ほど走ると、道路脇に双湖台という場所がある。名前の通り、ここから二つの湖が見えるらしい。展望スポットのようだが、駐車場からだと樹が邪魔してよく見えない。展望台まで歩けばいいのだろうが、冬で足元も悪い。横着してドローンの目を借りてみた。
ふわっと上昇すると、すぐに二つの湖、ペンケトーとパンケトーがモニター越しに姿を現した。「ト」がアイヌ語で湖を意味することは本欄の読者はもうご存知のはず。同じくアイヌ語で「ペンケ」は「上」、「パンケ」は「下」なので、川の上流にあるのがペンケトー(写真手前)、下流にあるのがパンケトー(同奥)ということになる。左側にそびえるのは雄阿寒岳で、この裏側に阿寒湖がある。
資料によれば阿寒湖は昔はペンケトー、パンケトーも含む大きな一つの湖だったらしい。なるほどそう言われて改めて地図を見ると、大きな湖に雄阿寒岳がせり上がってきて、東側にペンケトー、パンケトーが取り残される形になったのがよくわかる。
両方の湖とも陸路での一般人の接近はほぼ無理。クマも多くいるらしい。遠くから眺めるだけにしておこう。
写真:山本由紀夫(株式会社エンターリム) ※国土交通省の許可を得て撮影しています。
阿寒湖の温泉街から弟子屈に続く国道241号を約20分ほど走ると、道路脇に双湖台という場所がある。名前の通り、ここから二つの湖が見えるらしい。読む