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画像:AFC アサヒファミリークラブのロゴマーク

>HOME >みずうみへ行こう >「糠平湖」(2021/1/18)

アイヌの人たちは湖のことを「ト」とよびました。「ととき」は湖のゆったりとした時を楽しむシリーズ。毎月道内の湖畔の風景をお届けします。一息つきたいあなたへ、湖畔時間の便りです。ちょっとひと休みしましょう。

vol. 10
糠平湖

 北海道の冬の湖は特別だ。水面が凍って雪が降り積もれば、湖なのか、平原なのか、そこに水面があったことも信じられない。並んだワカサギ釣りのテントが、その下に水があることを思い出させてくれる。今はコロナ禍で観光客も少なく、冬の湖はよりいっそうの静寂の中にある。

 上士幌から層雲峡に向けて北上する国道273号沿いにこの湖はある。なんといっても、廃線となった旧国鉄士幌線のコンクリート橋、北海道遺産にもなっている「タウシュベツ川橋梁」のある湖として有名だ。水位が下がり、1月頃に凍った湖面に姿を現すが、雪解けが始まり水位が上がってくると徐々に見えなくなり、完全に水没する。橋へのアクセスも悪いので、この橋を見ること自体が難しい。

 もう一つの名物が「アイスバブル」。湖から発生するガスが氷に閉じこめられて見える現象だ。この湖の二つの「スター」は被写体としても人気がある。カメラマンかワカサギの釣り人か。冬の湖の常連たちだ。

※以前本誌に連載していた道内の湖の紹介「ととき みずうみへ行こう」の冬、番外編です。
ドローン撮影:株式会社エンターリム・山本由紀夫 ※国土交通省、および関係者の許可を得て撮影したものです

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みずうみへ行こう バックナンバー

みずうみへ行こう vol.13 2021年3月16日

ペンケトー、パンケトー

阿寒湖の温泉街から弟子屈に続く国道241号を約20分ほど走ると、道路脇に双湖台という場所がある。名前の通り、ここから二つの湖が見えるらしい。読む

みずうみへ行こう vol.12 2021年2月16日

ポロト湖

見事な借景だった。窓の外に見えるのは、白老のポロト湖。全面結氷している。読む

みずうみへ行こう vol.11 2021年1月18日

然別湖

 鹿追町から糠平湖に向けて道道85号を北上すると、この湖に着く。読む

みずうみへ行こう vol.10 2021年1月18日

糠平湖

 上士幌から層雲峡に向けて北上する国道273号沿いにこの湖はある。読む

みずうみへ行こう vol.9 2018年12月17日

ウトナイ湖

 苫小牧にあるウトナイ湖は、渡り鳥の聖地だ。読む

みずうみへ行こう vol.8 2018年11月19日

摩周湖

必ず「霧の」という枕詞がつくほど、摩周湖と霧は関係が深いらしい。だが、この日はよく晴れていた。夏に訪れたときも快晴だった。読む

みずうみへ行こう vol.7 2018年10月15日

シラルトロ湖

 シラルトロ沼とも呼ばれるこの湖は釧路湿原国立公園の中、標茶町にある。読む

みずうみへ行こう vol.6 2018年9月18日

屈斜路湖

 道東、弟子屈町にある日本でいちばん大きなカルデラ湖だ。読む

みずうみへ行こう vol.5 2018年8月20日

倶多楽湖

 地図で見ると、登別温泉のそばにコンパスで丸く円を描いたような、まん丸の湖がある。読む

みずうみへ行こう vol.4 2018年7月17日

忠別湖

旭川や美瑛方面から旭岳や層雲峡に行く途中に見えるのがこの湖だ…読む

みずうみへ行こう vol.3 2018年6月18日

シューパロ湖

国道452号、夕張市から旭川へ通ずる道で、車を降り、シューパロ湖を見下ろした…読む

みずうみへ行こう vol.2 2018年5月21日

支笏湖

札幌方面から支笏湖へ向かって国道453号を走る…読む

みずうみへ行こう vol.1 2018年4月22日

洞爺湖

湖の上を、走る人を見た。柔らかな針で縫うように。読む

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