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アイヌの人たちは湖のことを「ト」とよびました。「ととき」は湖のゆったりとした時を楽しむシリーズ。毎月道内の湖畔の風景をお届けします。一息つきたいあなたへ、湖畔時間の便りです。ちょっとひと休みしましょう。
北海道の冬の湖は特別だ。水面が凍って雪が降り積もれば、湖なのか、平原なのか、そこに水面があったことも信じられない。並んだワカサギ釣りのテントが、その下に水があることを思い出させてくれる。今はコロナ禍で観光客も少なく、冬の湖はよりいっそうの静寂の中にある。
上士幌から層雲峡に向けて北上する国道273号沿いにこの湖はある。なんといっても、廃線となった旧国鉄士幌線のコンクリート橋、北海道遺産にもなっている「タウシュベツ川橋梁」のある湖として有名だ。水位が下がり、1月頃に凍った湖面に姿を現すが、雪解けが始まり水位が上がってくると徐々に見えなくなり、完全に水没する。橋へのアクセスも悪いので、この橋を見ること自体が難しい。
もう一つの名物が「アイスバブル」。湖から発生するガスが氷に閉じこめられて見える現象だ。この湖の二つの「スター」は被写体としても人気がある。カメラマンかワカサギの釣り人か。冬の湖の常連たちだ。
※以前本誌に連載していた道内の湖の紹介「ととき みずうみへ行こう」の冬、番外編です。
ドローン撮影:株式会社エンターリム・山本由紀夫 ※国土交通省、および関係者の許可を得て撮影したものです
阿寒湖の温泉街から弟子屈に続く国道241号を約20分ほど走ると、道路脇に双湖台という場所がある。名前の通り、ここから二つの湖が見えるらしい。読む