新年度になり入園、入学、入社など新しい生活が始まる人も多いだろう。プレミアムプレスもこの4月から各配達区域にあるASA(朝日新聞サービスアンカー)を訪問し、担当者からおすすめの景色やスポットを教えてもらい、周辺を散歩してみることにした。
第1回はASA真栄の所長である笠原聡さん。趣味が山登り、釣り、山菜採りと大のアウトドア派だ。そんな笠原さんのオススメはASA真栄からも近い「白旗山」。札幌市が所有する最大の森林であり、天然水「い・ろ・は・す」の水源地の一つとしても知られている。「子どもを特認校である有明小学校に通わせたことをきっかけに白旗山に登るようになりました。四季折々の自然を感じられる最高なウォーキングスポットです」と笠原さんは話す。
標高321.5mの低山であるため、登山初心者でも楽に登れ、いくつもの散策コースがある。中でも笠原さんの定番コースは「札幌ふれあいの森」入口からぐるりと山を回るコース。「7~8キロ、1時間半ほどかけて森林浴しながら歩くのが気持ちいいです。5月中旬から筍、たらの芽、秋はキノコなどが採れます」。
「札幌ふれあいの森」は4月下旬から11月上旬まで屋外でバーベキューが楽しめる炭火焼コーナーや木工館、陶芸センターが利用可能で、50台程の無料の駐車場スペースもある。
そして白旗山と言えば、本格的なスキー距離競技の大会が開かれる「白旗山競技場」。札幌国際スキーマラソン大会をはじめ、数多くの国際大会が行われてきた。夏は天然芝のサッカー場を2面備えているほか、施設の外周をローラースキーコースとして開放している。
山の南側、道道341号を滝野すずらん丘陵公園方面に行くと「有明の滝」という秘境スポットがある。入口から整備された散策路を6キロほど歩くと、落差13メートル、黒い岩肌を伝うように細く美しく流れ落ちる優美な滝が目の前に広がる。
その昔、屯田兵が測量時に白旗を立てたことに由来し名付けられた「白旗山」。植物の宝庫と言われる自然の中を散策しながら、暖かな春の訪れを感じてみたい。
ASA真栄 所長 笠原 聡
〒004-0834 札幌市清田区真栄4条5丁目6-1