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>HOME >よみもの >「定山渓の食事どころ」(2018/9/18)

VOL7:定山渓の食事どころ

定山渓の食事どころ

生そば紅葉亭

可楽

フランセ

定山渓の食事どころ

この三店、昔からあります

 かつて、定山渓にも多くの定住人口があった時代があった。製材、営林署、豊羽鉱山、鉄道。何よりホテルや旅館の多くの従業員が、家族で会社の寮に住んでいた。

 飲食店も多かったが、時代の流れとともに減っていく。そんな中で、定山渓で開業し、今も続く食事どころ3軒を訪ねた。昭和2年創業の「生そば紅葉亭」、同35年創業のラーメン「可楽」、同49年創業の喫茶「フランセ」だ。

生そば紅葉亭

 創業91年の老舗そば屋は、今年6月に4代目の谷野剣介さんが店主となり、先代の父、孝一さんといっしょに調理場に立つ。サービスで季節の食材の天ぷらがつくことがある。夏はイワナ、冬はワカサギ、春は山菜だ。川に山に、すべて親子で採りに行く。店はまだまだ歴史を刻みそうだ。

・11:00〜19:30 水曜定休

「プレミアムプレス」(紙版)からの続きはここからです。

可楽

 「可楽」は岩戸観音堂から観音坂を登りはじめてすぐの右側にある。

 「店もそろそろ還暦だよ」と店主の加賀議次さんが笑う。父親が創業した店を継ぎ、奥さんと2人で切り盛りする。朝11時半から、午後の休憩をはさみ、夜10時半まで開いている。夜、遅くに食事ができる店は定山渓では少ないので、貴重だ。

 毎朝8時に店に来て、豚骨のスープを仕込む。その日使いきれなかったスープは捨て、毎日のスープは必ずその日のものを使う。豚骨とは思えないほど透明感があり、奥深い味だ。「やっぱり醤油が基本かな」と、先代からの味を守る。ずっと地元客の方が多かったが、最近は観光客の方が多くなった。札幌オリンピックのときに作ったという英語表記のメニューがまた役に立っているそうだ。

・11:30〜22:30  (午後休憩あり)不定休

フランセ

 「フランセ」は国道230号沿い、中山峠方面に向かってそろそろ定山渓の温泉街が終るあたり、片側2車線の道路が1車線になる直前の左手にある。店主の宮西三雄さんが23歳のとき、札幌オリンピックの2年後に始めた。今も白シャツに黒い棒タイ姿でカウンターに立つ。コーヒーは今は懐かしいサイフォンで一杯ずつ入れる。

 「一時期はアルコールも出したんですけど、どうも合わなくてやめて、ずっと純喫茶でやってます」と語る。食べ物メニューの中でも、揚げたてのカツを使ったカツサンド、カツカレー、カツ重は人気だ。そして「パスタ」ではなく「ナポリタン」。「純喫茶」の名前がこれほどしっくりくる実直でな店も珍しい。最近、息子さんも戻ってきて一緒にカウンターに立つ。家族経営の店だ。

・10:30〜19:00 日曜休

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