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森と林業の町、下川。そこが産する木材を利用して木工品を作っている工房が札幌にある。チエモク株式会社。社名は社長の三島千枝さんの名前にちなむ。
下川町との関係はもう10年以上になる。当時営んでいた工房を下川に持ってきませんかと、下川の産業振興と移住政策の担当者から声を掛けられたのが始まり。移住には至らなかったが、森林資源を次世代につなぐ、という下川町の思いは三島さんの考えとも一致した。
今、三島さんが力を入れているのは、下川産のハンノキを使った製品。いわゆる「銘木」ではない。トドマツやカラマツが主な製品となる下川の森では、「雑草」扱いされ、切り倒されてすぐにチップにされるような木だった。そんな木にも活躍の場を与えようと、丸太を買い付け、お皿や箸に加工した。
「銘木」にはとてつもない値段がつく一方で、見向きもされない木もある。だが、森を作るという長い目で見れば、ブランドの木ばかりを追い求めるのが果たして未来のためになるのか、と三島さんは考えるようになった。
下川町はSDGs※(持続可能な開発目標)を地域計画キーワードにしている町だ。2017年度には第1回「ジャパンSDGsアワード」総理大臣賞を受賞し、循環型の森林経営を行っている。
※SDGsってなに?
「森の世話をして、いずれは材料になるような木を作り、次世代に回したい」と、毎年下川町での植樹にも参加し、森作りへの寄付も行っている。「将来はもっと下川の材料で作るものを増やしたい」と話してくれた。
Chiemoku ファクトリーショップ 小別沢
札幌市西区小別沢140
TEL 011-790-7012
10:30~17:00 不定休
大学生のときに、JAL(日本航空)が自社養成でパイロットを募集することを新聞で知り、へぇこういうのもあるんだ、と思い応募したのがきっかけです。読む
幕末の長岡藩は、会津を征伐しようとする新政府軍の進軍路にあった。その藩に忽然と現れ、藩の独立と「武装中立」を頑なに推し進めようとしたのが河井継之助(つぎのすけ)だ。読む
十勝川温泉は十勝平野の中にこつぜんと現れる温泉地だ。「温泉地」という言葉からイメージされるような山や渓谷というものはない。読む
シュトレンの本場、ドイツではクリスマスをどう過ごし、どんなときにシュトレンを食べるのだろう。札幌在住でNPO法人・八剣山エコケータリング代表のビアンカ・フュルストさんに聞いてみた。読む
北海道のパンやお菓子の店にはシュトレンがすっかり定着した。毎年楽しむ人が増えた証といってもいいだろう。そうした中、お客の幅が広がるにつれ、オリジナリティのあるシュトレンも登場している。読む
釧路市の住宅街で偶然、行商する人を見つけた。リヤカーの主は、新木トシ子さん。お天気の日の昼ごろ、和商市場あたりからひと回りするという。住宅や店の前で停めるたびに人が出てきて、おしゃべりしながら買物が始まる。読む
箱に入っているのは、茶色い鉄鉱石、黒い石炭、白い石灰石の三種類、を模したクッキーだった。箱の中にそれらの本物を写した写真が入っているが、クッキーの写真かと思うほどそっくりだ。鉄鉱石はココア、石炭は黒ゴマ、石灰石はきな粉味だ読む
室蘭市にあり、2014年に閉校した室蘭市立絵鞆(えとも)小学校に円形の校舎が2棟並んで建っている。一棟は教室、もう一棟は体育館で、昭和30年代に建てられた体育館棟は老朽化のため、解体の方針が出ていた。読む
昭和20(1945)年3月、第2次大戦のさなか、栃木県から戦火を逃れて、1人の版画家が妻の親類のいる白老に引っ越してきた。その名を、川上澄生という。読む
白老町に、飛生(とびう)という場所がある。今は「字竹浦」という地名になったが、「飛生」は町内会や川の名前に残る。人家も少ないところだが、かつてここには「飛生小学校」があった。読む
昭和の頃、札幌のイチゴは甘酸っぱくて柔らかかった。市内の果樹園は今もイチゴを栽培するが、果肉がしっかりした品種が主流。そんな中、わずか数軒が作る「さとほろ」という品種がある読む
当別町と北欧との関係は、日本とスウェーデンの協力により、日本にスウェーデン村を作る目的で、輸入住宅地・スウェーデンヒルズを同町に民間業者が開発したことに始まる。読む
今回の特集で取り上げたパンやバターができるまでに、大きな役割を果たしたのが「アマムの会」というグループの存在だ。これは、道北、天塩川流域の農家、食品製造者、料理人など、おいしものを作っている人たちが中心となって、地域の食文化の向上と発信を進めるための団体だ。読む
寿都町は積丹半島の西側に位置し、日本海に北に向けてぽっかりと口を開けたようなきれいな弓形の湾に沿って町がある。札幌から約150キロ。読む
森と林業の町、下川。そこが産する木材を利用して木工品を作っている工房が札幌にある。チエモク株式会社。社名は社長の三島千枝さんの名前にちなむ。読む
全国、全世界に愛好者のいる民謡「江差追分」、北海道最古の神社といわれる姥神大神宮の大祭、「姥神大神宮渡御祭(とぎょさい)」。読む
「FMはな」の愛称で親しまれるコミュニティFM局が中標津町にある。正式名称は「FMなかしべつ放送株式会社」。使用周波数の87MHzから「はな」の名前がついた。読む
かつて、定山渓にも多くの定住人口があった時代があった。製材、営林署、豊羽鉱山、鉄道。何よりホテルや旅館の多くの従業員が、家族で会社の寮に住んでいた。読む
「円山球場の名物は何か」と野球好きの知り合いに尋ねたら、「それはカレーだろう」とのことだった。野球に関係することではなくカレーなのか、と思ったが、ひとまず食べに出かけてみることにした。読む
夕張メロンの初競りが行われた札幌中央卸売市場。競りの開始午前7時めがけて、報道陣や関係者が特設の競り会場に続々と集まり始めていた。読む
辻石材工業株式会社の札幌軟石採掘所に行くと、軟石のでき方がよくわかる。熱がこもらなかった上の層は降り積もった火山灰がそのまま残る。読む
ふわふわ、こんにちは。「ふわふわラムキン」作者 大家典子さん
北海道の羊の毛でできたマスコット、「ふわふわラムキン」。すべて大家(おおいえ)典子さんの手から生まれる。読む