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地方に住むお母様を呼寄せようとお子さんが当シニアライフ相談サロンへご相談にお見えになりました。
日常のご様子を伺うと一軒家で週2回の訪問介護、配食サービスを利用しなんとか一人暮らしをしているとの事。
「最近、物忘れが激しくなってきて、ご近所にもご迷惑をかけているようなんです。早く連れて来ようと考えているのですが、何をどうしたら良いのか…」
知らない土地へ移り住む訳ですから不安でいっぱいになると思います。多くの方は、お子さんのお近くならと少し安心されるご様子です。お子さんから遠すぎず近すぎずの所で見学のご説明をしていると突然「母、来たがらないと思います」。不思議に思い伺うと「1か月前は、札幌に来るって言ったのですが、先週聞いたら行かないって言いだして。どうしたら良いでしょう?」
我々にとってはよくあるお話です。気持ちが揺らぐのです。特に認知機能低下が進むと気持ちの変化が一層早くなり、頑固さにますます磨きがかかるような気がします。
お母様はこのままで生活は出来ませんか?札幌に連れて来なければなりませんか?お子さんに問います。答えは意外にもきっぱりと「連れて来なければなりません」でした。
お母様の気持ちの変化はあまり気にせずまずは連れてくることだけ考え、楽しく生活が出来る住宅を一緒に探しましょう。
最後にこんな質問をしてみました。「お母様は以前から子供達に迷惑をかけたくないってお話されていませんでした?」「よく言っていました。」「札幌に行かないっておっしゃった時、一人で何でもできてるでしょう。まだ一人で大丈夫っておっしゃいませんか?」「そうその通りです。そう言っていました」「一人で大丈夫という言葉は親としてのプライドなのでしょうか?子供には迷惑をかけられないという強い気持ちが、徐々に薄れ行く記憶の中でもこれだけは守りたい気持ちなのかもしれませんね」考えてみると親の思う迷惑って何なのでしょう?お金?通院同行?葬儀?お墓?子供に迷惑をかけたくないという想いは理解できます。しかし、その強い想い、それは子供にとって必ずしも良い想いではないこともあるような気がします。
一般社団法人シニアライフサポート協会
NPO法人札幌高齢者住まいのサポートセンター
代表理事 風間 理可
9周年を迎えたシニアライフ相談サロンで伺ったご相談は10,000件を超え、私が携わったご相談も数千件と、振り返ってみると様々なお悩みがございます。読む
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