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午後7時。札幌駅北口にある公共施設エルプラザの一室。今日は祝日にも関わらず、貸会議室の一室に大学生たちが6人集まっていた。週一回行われている、北海道大学新聞編集部の定例会議だ。編集部には21名が所属し、中心的に活動するのは11名だ。学部の1〜2年生が多い。部長で法学部2年生の赤松陽菜子さんが司会を務めて、会議が進行していく。
社員寮の共同キッチンには、エスニックレストランのようなアジアの香りが漂っていた。料理をしていたのは、北見日産自動車にメカニックとして勤務しているベトナム人男性7名。何名かで、あるいは1人で、それぞれが自分の好きなものを作っている。一緒に食べているのは、彼らに日本語をボランティアで教えている「北見YMCAいろはの会(以下いろはの会)」の中原久美子さん。
「幌加内には二度雪が降る」と言われる。一度目の雪はもちろん冬。北海道でも有数の豪雪地帯。1978年は非公式ながらマイナス41.2度という日本最低気温を記録した極寒の地でもある。 二度目の雪は夏。7月下旬頃から、町に広がるそば畑が、そばの白い花で真っ白に覆われる。その見事な風景を楽しみに、訪れる観光客も多い。 旭川から幌加内町中心部まで、北西方面に車で約50分。人口約1200人の過疎の町。
とかち帯広空港から南へ、畑の中のまっすぐな道を車で走ると遠くに山が見え始めた。日高山脈だ。峻険な峰々が畑の向こうにせり上がり、大地を見下ろすように左右に連なっている。中央に位置するのが十勝幌尻(ポロシリ)岳(1846メートル)。
帯広から北西方向に約32キロに位置する鹿追町は酪農や畑作が盛んな町だ。大雪山国立公園の南の端、然別(しかりべつ)湖があり、十勝らしい大地の広がりの中にあるこの町は「過疎」に指定されている。そんな町に、30年以上続いている「山村留学」制度があると聞いて訪ねてみた。全国の小中学生が親元を離れ、1年間(延長も可)同町の瓜幕(うりまく)小学校、または瓜幕中学校に通う。
不動産屋のはずなのだが、写真付き の「3LDK、駐 車 場 付 き、○○万 円」と いう貼り紙はそのガラス窓にはない。函 館山の麓に広がる「旧市街」と呼ばれる 函館の観光スポット、坂があり教会が立 ち並ぶ地域に調和するようにこじんまりと したオフィスがある。店にいたのは蒲生 寛之さん。祖父の代から 50 年以上続く、 宅 建 業・株 式 会 社 蒲 生 商 事 の 常 務 取 締 役 だ 。
昼休みの小学校の教室はにぎやかだ。午前中の授業が終わり、一息つくお昼頃。そして、ちょうどお腹がすいたころに漂ってくるおいしそうな匂い。そう、給食の時間なのだ。訪れたのは倶知安町立東小学校(表紙の写真)。頭に色とりどりの三角巾をつけた子どもたちがにぎやかに動き回る。教室の黒板前が配膳場所だ。給食当番が、おかずを取り分ける。この日の献立は、塩ちゃんこ汁、焼きサバ、ホウレンソウともやしの磯和え、ご飯、牛乳だった。5月だったので地元産の食材はまだ少なかったが、お米は倶知安産、豆腐はニセコ、ダイコンは函館。牛乳は仁木町の倉島乳業のものだ。その他の食材も国内産で、外国産食品はサバだけだ。
メディアを考える若者座談会の第2弾です。第1回は本誌第215号(2022年7月)で「Z世代と新聞〜若手新聞記者と大学生が話してみた」として特集しました。
びよよーん、と響く独特の音色。アイヌ民族の特徴的な楽器として真っ先に思い浮かぶのが、竹製の楽器「ムックリ」だ。弁の振動を口腔で響かせる「口琴」と言われる楽器だ。全長約15センチ、幅は太いところで約2センチ、途中から1センチほどに細くなる。真ん中に切れ目が入っていて、これが動いて弁となる。
仕事柄、名刺はすぐにたまる。デジタル化してしまうのが常なのだが、今回の取材でいただいた名刺は、ちょっと長いあいだ手元に置いておきたくなった。和紙や特別な紙でできているからだ。手に触れたときの紙の感触は、やっぱりいいものだ。紙という「モノ」の力を感じる。ということで、今回は北海道で作られる和紙の話だ。