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“マイトガイのアキラ”と聞けば、この作品を思い浮かべる方も多いのではないだろうか。日活黄金期の看板スター・小林旭の代表作であり、一世を風靡した「渡り鳥」シリーズの第1作。
30本以上の北海道ロケ映画に出演した高倉健。男気あるやくざや、実直な仕事人など、北の果てに生きる一本気な男を魅力的に体現した彼のイメージを一言でいうなら“寡黙で不器用”。
累計発行2000万部超と言われる「青春の門」だが、第7部「挑戦篇」で北海道(江差町・函館市)が舞台となっていることは意外と知られていない。
昭和20年、東京は空襲で壊滅状態となる。しかし北海道では印刷所や製紙工場が操業を継続していた。そこで、講談社を皮切りに出版社が次々と札幌に支店を開設し疎開。
札幌市の西区琴似にあった街の本屋さんが時代の波にどのようにあらがい、何を残していったのか、その「くすみ書房」社長・久住邦晴さんの苦闘と創意工夫、最後まで諦めずに描き続けた夢が記された本である。