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石川 啄木(新潮文庫)
登場する地域:函館
公開:2021年12月20日
余りにも有名な歌集『一握の砂』。啄木生前唯一の歌集であり、故郷渋民村だけでなく、北海道全土、函館から札幌・小樽、そして釧路と新聞記者の生活をしつつ詠んだ数々の名歌が刻まれている。
余りにも有名な歌集『一握の砂』。啄木生前唯一の歌集であり、故郷渋民村だけでなく、北海道全土、函館から札幌・小樽、そして釧路と新聞記者の生活をしつつ詠んだ数々の名歌が刻まれている。 〈東海の小島の磯の白砂に/われ泣きぬれて/蟹とたはむる〉など、函館の大森浜のイメージを根底に残しながら、架空の場所である「小島」を設定しなければ、詠めない歌。格助詞「の」の畳み掛ける音律に、最後の「蟹とたはむる」が、 …