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大崎善生(中央公論新社)
登場する地域:札幌、旭川、小樽、帯広
公開:2020年7月20日
本書は6編を収録する短編集で、随所に北海道ゆかりの人物が登場する。作品ごとに趣向は異なるが、当欄では冒頭作「サッポロの光」を紹介したい。
本書は6編を収録する短編集で、随所に北海道ゆかりの人物が登場する。作品ごとに趣向は異なるが、当欄では冒頭作「サッポロの光」を紹介したい。描出される町の風景や空気、札幌の少年の思いは確かに札幌オリンピック当時のものである。 主人公は東京で編集業を営む山口。東京のバー「グロウイング」にはビル・エバンスのソロが流れる。イラクでの戦争が終わった後もニュースでは毎日、兵士の死者数がボールゲームのス …