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八木義徳 (小学館)
登場する地域:室蘭、札幌 等
公開:2024年5月20日
『遠い地平』(1983年刊行)は、9編の短編で構成された自伝的連作小説だ。老境を迎えた筆者が、現在と過去を行きつ戻りつしながら、室蘭、札幌、樺太、満州、東京を舞台とした若き日の波瀾万丈の生き様を回想している。
『遠い地平』(1983年刊行)は、9編の短編で構成された自伝的連作小説だ。老境を迎えた筆者が、現在と過去を行きつ戻りつしながら、室蘭、札幌、樺太、満州、東京を舞台とした若き日の波瀾万丈の生き様を回想している。また、『劉廣福』(1944年)は、満州での経験をもとに一人の満州人を主人公に描いた痛快な作品で、1944年上半期の芥川賞を受賞した。筆者は、出征先の中国で行軍中に受賞の通知を …