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吉村昭(講談社文庫)
登場する地域:月形、標茶

『赤い人』は樺戸集治監の開設から廃監までの38年間を綴った作品である。タイトルの「赤」とは囚人たちの獄衣の色をさす。これであれば囚人たちが脱走しても目立ちやすい。
『赤い人』は樺戸集治監の開設から廃監までの38年間を綴った作品である。タイトルの「赤」とは囚人たちの獄衣の色をさす。これであれば囚人たちが脱走しても目立ちやすい。 石狩国樺戸郡須倍都太(すべつぶと)に建てられた樺戸集治監。ここでの立地を決め初代典獄となったのが月形潔であり、これが月形という地名の由来となっている。 囚人たちの中には殺人や強盗を犯した者もいれば、いわゆる国事犯も少なくなかっ …