西條奈加の『六つの村を越えて髭をなびかせる者』は、江戸中期、蝦夷地見分隊に随行した最上徳内がアイヌと交流し、困難に挑む姿を描く。徳内の行動は、現代の人間関係構築に示唆を与え、北海道への愛着を深める。
定時制高校生のミサキは、売春を強要する父親から逃れ、藤崎正平と共に札幌で暮らす。父親が瀕死で現れた際、ミサキは母親シンシアを呼び、復讐しようとするが、シンシアは夫を見捨てなかった。
誰にも生まれ育った土地がある。そこでの歴史は共同体の記憶として人々の心に刻まれる。伊与原新の短編集『藍を継ぐ海』は、土地と結ばれた人々の「記憶」を下敷きに人の営みを描く。
明治18年、主人公の瀬戸内巽は北海道月形にある樺戸集治監に送られる囚人の一人として、石狩川を上る汽船に揺られていた。元士族の家庭で育ち、東京大学の学生として将来を嘱望されていた青年がなぜこのような状況に陥ってしまったのか。
日本の近代農業発展に貢献した外国人として、クラーク博士よりは日本国内では知名度が低いものの、北海道の近代酪農・その他牧畜業、競馬会の発展に尽力し、現在でも国内随一の酪農大国として
「北海道」そして「北海道の子どもたち」の将来を少しでもよいものにしたい。そのためにどうしたらよいだろう。そんなことを毎日、考えています。そして、それは実は、学校現場の先生方も日々、考え続けていることです。
主人公は、博士号を経歴に持つ女性警察官である。刑事の現場捜索とはいかなるものか学び、北海道警察の組織体制も絡めながら、容疑者死亡の未解決事件(=コールドケース)の真相を追っていく。
猫みたいな生徒が増えたな、と思う。お弁当はひとりで食べ、友人たちと群れることはしない。ステイホームと黙食を乗り越え、ひとりでいることの心地よさを得たのかもしれない。