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「北海道で御座います。網走とか申す所だそうで、大変遠くて不便な所だそうです。」残暑厳しい8月の午後4時、上野発青森行の汽車。主人公の男性「自分」に行き先を訊かれた子連れの女性が答えた。
歴史にまったく疎いので、史実を題材にした映画を避けてきた私が、この「おろしや国酔夢譚」を紹介したくなったのは、道内唯一の人形浄瑠璃公演一座・さっぽろ人形浄瑠璃芝居あしり座の公演「大黒屋光太夫ロシア漂流記」(2021年2月)を観たから。
度重なる緊急事態宣言で外食自粛が続き、家で作って食べる機会が増えています。コロナ前はあまり意識していなかった食材に関心を持つようになったという人や、料理が趣味になったという人も多いようです。
300年後の北海道はどうなっているのだろう。町のありようも、人の暮らしぶりも、きっと様変わりしているだろうけれど、正直言って想像出来ない。
よく晴れた日に、稚内の宗谷岬に立つと、真っ青な水平線にくっきりと見える島影。樺太です。宗谷岬から約40キロ。肉眼でも見えるほどの距離にあるにもかかわらず「樺太ってどんな場所か知っていますか?」の問いに答えられる人は、どのくらいいるでしょうか。