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1984年(監督:森田芳光)
ロケ地:北斗、七飯、函館
晩夏の北海道を舞台にした映画『ときめきに死す』は、森田芳光監督の独特な映像表現で原作小説を大胆にアレンジ。樋口可南子演じるパーティコンパニオン・ひろみや、道南の風景が魅力。森田監督への愛を込めた宇多丸さんの書籍『森田芳光全映画』も紹介。
この映画を観るなら、夏真っ盛りの今がベストではないだろうか。 「ときめきに死す」は、晩夏の北海道、とある田舎町が舞台。陽炎、夕立、海水浴といった夏らしい風景がふんだんに盛り込まれるにも関わらず、なぜか、ひんやり涼しいムードが漂う。 幕開けは、「渡島駅」という架空の無人駅。駅前に車を停めていた中年男性・大倉(杉浦直樹)は、一人の若者・工藤(沢田研二)を出迎える。初対面とはいえ、変に腰が低い …