このWebサイトの全ての機能を利用するためにはJavaScriptを有効にする必要があります。
>HOME  >よみもの一覧  >北の記者席から  >「桜前線を超えて、届いた手紙」(2025/8/18)
北の記者席から vol.42
北の記者席から

VOL.42桜前線を超えて、届いた手紙

今月の執筆者|朝日新聞北海道報道センター 記者 太田悠斗
公開:2025年8月18日

札幌赴任後、福岡の友人の手紙を受け取り、異動の寂しさを感じる。先輩記者の言葉が蘇り、札幌の日常を大切に記録し、遠くの人々に伝えることを決意する。

「お元気ですか?北海道はまだ寒い?」  異動して間もない4月、前任地の福岡で親しくなった友人から手紙が届いた。  札幌の気温は10度前後をさまよっていた。手紙を読む私は、段ボールから引っ張り出してきた厚手のコートに、買ったばかりの滑り止めのついた革靴を履いて帰宅し、備え付けのストーブをつけたところだった。  金魚の挿絵があしらわれた封筒を開くと、近況をつづった淡い水色の便箋に、散ってしまった …

先頭へ戻る