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さっぽろ創世スクエア市民交流プラザには、天井から吊り下げられた巨大な黄色い造形物がある。ベルリンを拠点に活動を続ける彫刻家、谷口顕一郎の「札幌の凹みスタディ」だ。「去年の夏、私は恋人と旅に出た」と語り出す前半は、妻彩子さんによるシベリア・トナカイキャンプ紀行。人々と交わり言語や慣習、国境すら軽々と越えていく二人の姿は痛快だ。後半は作品制作の解説風年譜。世界中の街の「凹み」をモチーフに、独自の彫刻手法を確立した作家の貴重な記録である。
著者 谷口彩子 谷口顕一郎 出版社 かりん舎 発行 2021年12月10日 価格 2420円(税込)
がんは日本人の死因第1位。わけても北海道はがん死亡率全国5位、罹患率も4位。一方、検診受診率は低く、啓発面の課題も多い。征圧から共生の時代を迎え、患者や「がんサバイバー」と呼ばれる人々がその体験を伝える意義や重要性が高まっている。本書は、そうした「語り」のノウハウを普遍化・共有化することで、子供たちや医療者をはじめ様々な人々にがん体験を伝え生かす機会を増やすことを目的として刊行された。北海道の課題解決の一助ともなるだろう。
海を渡ったアライグマ 人気者がたどった道/アイヌ民族33のニュース
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札幌クラシック建築追想 都市と建築 老眼遊記/北海道大学 もうひとつのキャンパスマップ
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アイヌがまなざす 痛みの声を聴くとき/改訂版 さっぽろ喫茶店グラフィティー
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藤戸竹喜作品集 キムンカムイに導かれ/ジャッカ・ドフニ 大切なものを収める家
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アイヌ民族文化財団では、絵本の読み聞かせを通じて子供たちに、/恐ろしい世の中になった。この事件の第一報を読んだ日、読む